先日、9歳の娘が、
初めて一人で飛行機に乗りました。
羽田から伊丹まで。

実は小学校1年生くらいから
何度か提案してたんだけど、
「やだ。」
って、毎回即答。笑
でも今年になって、
「行ってみてもいいかも。」
って。
それから一週間くらいかな~
おばあちゃんの家で過ごすために荷物を準備したり
何を持って行こうか考えたり。
前日も当日も、
ワクワクしているのが伝わってきて、
私まで楽しみになってたの。
フライトの日。

ANAのジュニアパイロットを予約してたんだけど、

1歳の妹と夫には保安検査場の外で待っていてもらって、
ニコと二人きりで搭乗口まで歩きました。

なんとなく、この時間だけは、

9歳の娘のままでいてほしかったから。

もし妹がいたら、
きっと「お姉ちゃん」を始めちゃう気がして。
搭乗口まであと少し。
さっきまでニコニコしていた娘が、
突然泣き出して、、、寂しいって。

「そっか。そっか。寂しくなっちゃったね。」と
一緒にお水を飲んで過ごしました。

そうこうしているうちに、

搭乗の案内が始まり、娘は涙を流しながら、

「行ってきます。」
そう言ってCAさんと一緒に歩いていったんだよね~。

最後まで見送ろうと立っていたら

もう見えなくなるというところで、
娘が戻ってきたんです。

泣きながら。

「お母さんのところに戻りたい。」
そう伝えたそうです。

それを聞いた瞬間、

なんだか私はホッとして。

ホッとした、というと少し変なんだけど、
「あぁ、ちゃんと戻ってこれたんだ。」
そう思いました。

「戻りたい。」

その一言って、
意外と勇気がいる。

「ここまで来たし。」

「今さら言えないし。」
「迷惑をかけちゃうし。」

そんな理由で、
本当の気持ちを置いて進んでしまうことがあるから。

彼女も、
もうすぐ10歳。

空気を読んだり、

相手の気持ちを考えたりできる年齢になってきて、、、

だからこそ、
知らない大人に、
「お母さんのところに戻りたい。」
と言えたことが、
私はすごく素敵だなって思った。

自分の気持ちを、
ちゃんと連れて戻ってこられたんだな~って。

・・・・

背中をさすりながら、

「今日はここまでにしたい?」
「頑張って行ってみたい?」
と聞いてみたの。

もちろん私は心のどこかで、
「行ってくれたら嬉しいな」
と思っていました。

きっと楽しい経験になると思っていたし、
ここまで準備もしてきたから。笑

でも、最後に決めるのはニコ。

少し考えてニコは顔を上げ、
「行く!」と。

そして今度は、
さっきとはまるで別人みたいな笑顔で

「行ってきまーーーす!!」
って。

大きく手を振りながら、

自分の足で歩いていきました。

私が一番嬉しかったのは、

一人で飛行機に乗れたことより

最後まで、
自分で選べたこと。

ワクワクしたことも。
寂しかったことも。
戻りたくなったことも。

全部なかったことにせず、
そのまま抱きしめたまま、
もう一度前を向いたこと。

寂しいままでもいい。

途中で戻ってもいい。
ちゃんと立ち止まってもいい。

その上で、

もう一度、自分で選べたら、それでいい。

9歳の夏。
娘を見送りながら、
「自分の気持ちを置いていかないこと。」
それは人生の中でとても大切なことなんじゃないかなって、
改めて教えてもらった一日でした。

PS,

それはそれは楽しそうな時間を過ごしているようで。笑
毎日のように送られてくる写真や動画は、
全部、ええ顔してる~w
思い切って一歩踏み出して、
本当によかったね~